#2 小悪魔ちゃんはなぜモテるのか?
世の中には男を虜にし、その男を精神的に振り回しボロボロにしつつ、本人はニコニコとしているような小悪魔ちゃん的女性がいます。相手男性は振り回されれば振り回されるほどその女性から離れられなくなっていく。
では小悪魔的になるためにはどのように振舞えばよいのでしょうか?
★条件1:好きと嫌いを同時発信
「あなたのことを好き」という内容のメッセージと「あなたのことを嫌い」という内容のメッセージを同時に発信する。これを「二重拘束メッセージ」と呼ぶことにします。
では、以下のような例について少し考えてみましょう。
例:「いやよ」と言いながら相手に寄り添う姿勢を見せる女性
「あなたは私と性的な関係を持つ立場に無い」というメッセージを言葉で表しつつ、「あなたは私と性的な関係をもってもよい」というメッセージを言語以外の身体表現で表す。すると、相手はどちらに対応すればいいのか混乱しますね。
小悪魔ちゃんはたいてい男を混乱させます。男を混乱させて自分が主導権を握ります。
★条件2:まずは否定的な対応をする
男の反応に関わらず、否定的な対応をまずはする。
例:先のほどの「いやよ」に対して。
男性が女性から離れていくと、その女性は物足りないという表情で落胆の気持ちをノンバーバルに表す。
一方、男性が女性に寄っていくと、「いや」と伝えたのに!と女性が怒り出す。
このときには男性がどちらの態度で反応しようとも結局、ネガティブな対応を小悪魔ちゃんからされます。 「お、おれは……どうしたらいいんだぁ?!」 ってなっちゃいますね。こういう状況に男性がさらされたらその男性は……
- その場、関係を離れる
- その状況の不可能さに言及する
このどちらかの対応をすること以外には
小悪魔ちゃんの使う魔力から逃れることはできません。1は小悪魔からさっさと逃げる方法。2は「お前、いやなのかいいのかはっきりしたら?」と言う方法ですね。
さらにこの2つの方法が選択できないとしたら、その男性には完全に小悪魔ちゃんに翻弄される運命が待っています。
★条件3:小悪魔ちゃんはルックスがそこそこよい
小悪魔ちゃんの性格ははっきりいってよくないです。いいわけありません。でも、男がなんとか彼女のご機嫌をとって
付き合いたいと思う。そんなときに小悪魔ちゃんの魔力は猛威を振るいます。性格にひかれるのではないとしたら、ルックスがそこそこよくて男性に好まれるということ。
まず男性は小悪魔ちゃんと付き合いたいんだから 「1 その場、関係を離れる」はできないでしょ。次に「2 その状況の不可能さに言及する」のようにハッキリしろって小悪魔ちゃんに言ったら、彼女はそれに対して、ものすごく冷ややかに返すわけです。そんなことでは付き合うという目的からますます遠のくわけだから男性は2も選択することができない。
そういうわけで、ルックスのいい小悪魔ちゃんは男性が1と2の対策を取ることを防げます。
ちなみにルックスがあまりにもひどく、性格もよくない、となるとまずみんな1でさっさとよそに行くか2で小悪魔マジックを打ち破るかするでしょう。 大変にルックスの悪い小悪魔ってそもそも想像が付きませんけど。
★条件4 :小悪魔は気分次第で恣意的に対応を変える
魔力に捕われた男性は 徐々に疲弊していきますが、彼女から離れることができません。小悪魔ちゃんはその魔力を高めるためにさらなる技を使います。条件2で小悪魔ちゃんは基本的には相手男性がどう反応しようともネガティブに返して相手を混乱させる、と説明しました。
しかし、これだけだとさすがに相手男性は逃げていきます。 そこで……
小悪魔ちゃんはときどきいい反応を男性に対して返します。
条件1で
「あなたのことを好き」という内容のメッセージと
「あなたのことを嫌い」という内容のメッセージを同時に発信する。
例:「いやよ」と言いながら相手に寄り添う姿勢を見せる女性
という説明をしましたけど、これがここで生きてきます。
この相反する二つのメッセージを同時に発信しておくと実はネガティブな対応だけではなくてポジティブな対応も返すことができます。男性が小悪魔ちゃんの寄り添う姿勢のほうに反応して関係をすすめようとしたらそのまま受け入れる。「いやよ」という言葉に反応して男性が身を引いたら「尊重してくれありがとう。うれしいわ♪」と笑顔で返す。このように相手の反応に関わらず、完全に恣意的に自分の対応をネガティブなものにもポジティブなものにもすることができるわけです。
いつもポジティブな対応をしてあげればものすごく相手に幸福感を与える天使のような女性になるのかもしれないけど。あまり、そういう人は見たことがないなあ。
さて、対応を恣意的に変えて時々、いい反応を返してあげるとどうなるか?ギャンブルにはまる人と同じ心理が男性側に生まれます。いい反応がいつどのように生まれるかわからない。ランダムな要素を持っている。こういうときに人間は「次こそいい結果が得られるかもしれない!」とギャンブルにはまりこんでいくわけです。
男性側としてはなんとか小悪魔ちゃんからいい反応を引っ張り出したいと思っている。ところが、なにをやったら小悪魔ちゃんからいい反応を引っ張り出せるのかがわからない。いつも迷い混乱しながら行動を選択し、たいてい不機嫌にさせてしまい落胆するのだが、時々、ニコっと天使の微笑がなぜか見られる。それまで苦しめば苦しんだほど、その天使の微笑がまばゆいほどの光を放って輝いて見える。本当は悪魔の微笑なんだけどね。
男性はなんとか女性が喜ぶルールを知りたいものだと一生懸命考えるのだけど見つからない。見つかるはず無いよね。小悪魔ちゃんは自分の気分でなんとなく勝手に決めてるだけなんだから。
★小悪魔ちゃんの条件(まとめ)
はい。ではここまでを整理しましょう。
小悪魔ちゃんの条件!
- 条件1
- 「あなたのことを好き」という内容のメッセージと「あなたのことを嫌い」という内容のメッセージを同時に発信する。
- 条件2
- 男の反応に関わらず、否定的な対応をまずはする。
- 条件3
- 小悪魔ちゃんはルックスがよい
- 条件4
- 小悪魔は気分次第で恣意的に対応を変える
以上の4つの条件を満たすとき、小悪魔ちゃんは絶大なる魔力をその手にします。小悪魔ちゃんの周りには常に振り回され続ける男達の屍がゴロゴロと……一切の関係の主導権は小悪魔ちゃんが握り男たちはただひたすら小悪魔ちゃんの言動に振り回されて一喜一憂するばかり、という状態が
完全にそこに成立するのです。
★女ウケしない小悪魔ちゃん
小悪魔ちゃん、周りの女性からの評価はどうか?
女性の場合には条件3がうまく効きません。だから、相反する内容のメッセージを送られたらすいっと逃げることができるんですね。「あんた、それ矛盾してるよ!」って賢くて敏感な人なら指摘することもできる。すると、女性が相手の時には男性を相手にするときと同じ戦略で相手をコントロールすることがうまくできない。
したがって、小悪魔ちゃんは女性との付き合いの中では不全感を覚えやすくなります。中には、
「オンナって私に対して不親切!悪意も感じる!きっと私がかわいくて男にもてるからそれを嫉妬しているのね!」
なんて考えている小悪魔ちゃんも多い。
女友達はそう多くなくて自分がコントロールできる男性と時を過ごすことが多くなりがち。
年齢を重ねて容色が衰えてしまえば、男性からも同じ扱いになるんですけどね。だから、小悪魔ちゃんは年を重ねるにつれ欲求不満度が高まっていくでしょう。
★変種、亜種
【基本形 小悪魔ちゃん】
ポジティブな反応とネガティブな反応を半分、意識的、半分、無意識的に使い分けて男をひきつける。なんとなく体の癖でやっていて、全て計算しつくしてやっているわけではない。
【亜種 不思議ちゃん】
男をひきつけるという意識的な意図がさらに後退し、よりいっそう、ランダムに無邪気に振舞うタイプ。ほぼ100%無意識的ではあるが、それが男をひきつけるということを実は体が知っている。
【強化版 魔女】
ポジティブな反応とネガティブな反応を意図的に完全にコントロールして返す人。恐ろしい。これは小悪魔を越えて大悪魔。ルシファーとかサタンとか呼んであげてもいいかもしれない。小悪魔界の大エースである。キャバクラとかでナンバーワンになりそう。
【変種 さげまん】
二重拘束メッセージを発信し続けるがポジティブな反応は返さない。常にネガティブな反応を返し続ける。美女のさげまんは男性犠牲者を量産し続け、精神科のお世話になるものやストーカーや殺人事件もときに生み出す。小悪魔ちゃんと違い、限界の直前でポジティブな反応を返して息継ぎタイムを与えてあげるようなことが無いので相手男性が追い詰められるのが早い。
本人は男運がなく恵まれない、と常に不幸のどん底。世の中が自分の思い通りにならないことを嘆き続ける悲劇のヒロイン。
【珍種 天使】
二重拘束メッセージを発信し、男性がどのように反応してもそれに対してコンスタントにポジティブな対応をする。男性はとても気持ちよく過ごすことができ、自分に自信を持つようになる。自己評価を上げていくわけね。これがあげまんなのかもしれない。まだ、そんな素晴らしい女性と付き合った経験は私にはない!
【男性版 芸術家タイプ】
男が「小悪魔ちゃん」的振る舞いをする場合、あんまり適切な言葉が見つかりませんが
「私のカレってー、なんだかアートな人みたいでー。よくわからないの……
何考えてるのか全然わからないのよね。毎回、言うこと違うし。
どうしたらいいのかしら……」
って言われるような人になると思います。
【男性版 DV男】
「愛しているから殴るんだ!」と身体的な暴力も使って二重拘束メッセージを発信。ネガティブな二重拘束メッセージは心理的な暴力になるけれど、身体的な暴力も使うのでたちが悪い。
【親子版 虐待母】
女性の場合、体格差の問題で夫に対してDVはできないので自然と子どもに向かいます。これも「愛しているから厳しくしつけている!」が基本理念。
「小悪魔ちゃん」や「さげまん」は結婚して母になったときにこの「虐待母」や、「子どもを心理的にコントロールして分離させない母」になる潜在的可能性を秘めています。「魔女」までいくと、意識的にきちんとコントロールできるので、実は心がけ次第で大変上手な子育てをするかもしれない。とてつもなく子どもをボロボロにするか、自分の望みどおりの子どもを作り上げちゃうか、どっちかかもしれないですね。自分の望みどおりの子どもをつくりあげるってあんまり健全じゃない気がしますけど。
なんにせよ男性諸氏は結婚前に
相手女性の小悪魔度をチェックしておいたほうがいいかもね。


前のスキル実践例に戻る
入門講座詳細
研究会