#1 支配型と服従型
SMマトリックスとは?

人間のコミュニケーションスタイルには
- 支配型S
- 服従型S
- 支配型M
- 服従型M
の4タイプがあります。
そのそれぞれが面白い特徴を持っています。
上記のSMマトリックス図はこの4タイプを図示したものです。
支配型と服従型
まずはSMマトリックス図の縦軸からいきます。
縦方向には「支配」と「服従」という軸をとります。
ここでの「支配」と「服従」とは人が望みに対して持つ興味の方向性を表します。
支配……他者の望みよりも自分の望みに興味をもちそれをかなえることを優先させる。
服従……自分の望みよりも他者の望みに興味を持ちそれをかなえることを優先させる。
このような意味で使います。
支配型の人の特徴
- まずは自分の望みをかなえようとする
- 自分の望みがかなうと喜ぶ
- 自分の望みがハッキリしているので、自分の望みを素早くかなえやすい
- 他者の望みよりも自分の望みを優先させて行動するので自分の望みと他者の望みが不一致な状況のときに人間関係のトラブルが起きることがある
- 本質的には他者にはあまり興味がない
- 自分の望みをかなえるために他者に興味を持つ必要があるときに限り、他者にも強い興味を持つ
服従型の人の特徴
- まずは他者の望みをかなえようとする

- 他者の望みがかなうために役立てると喜ぶ
- 他者の望みに興味を持つので対人援助がうまい
- 自分の望みよりも他者の望みを優先させて行動するので、自分の望みと他者の望みが不一致な状況のときでも円滑な人間関係を保つことができる
- 自分の望みがハッキリしないことも多く、自分の望みをかなえることは苦手
- 自分の望みと他者の望みが不一致な状況のときに自分の望みを主張することが苦手
具体例
とても暑い夏の日、
複数の人が集まっている場面に誰かがアイスクリームを買ってきた。
アイスクリームは人数分買ってきたつもりだったが一つ足りなかった。
そして、アイスクリームの種類は全て違う。
さあどうなるのか?
まずは服従型のうちの1人が、
「さっき、ご飯食べたばかりでおなかいっぱいだから私はいらないよ。」
と答える。
服従型にとって、真っ先に興味が行くのは
周りの人たちは何を望んでいるか?ということだから。
本当は自分もアイスクリームを食べたいと思っていたとしても
半ばからだの癖としてまずは他の人に行き渡るように行動してしまう。
そして、アイスクリームを食べない人が決定した瞬間、
迷わず自分の食べたいアイスに手を伸ばすのが支配型。
支配型はアイスがやってきたことを知った瞬間から、
「自分はどのアイスを食べたいかな?」ということが
自然と頭に浮かんでくる。
支配型が我先にと自分の食べたいアイスを持っていくのが
一通り終わったかな、と感じてから
残り物に手を出すのが残りの服従型。
そのときにも、
「この人は確かチョコレート系は苦手だったはずだから、
バニラを残して自分はチョコを取っておこう。」
などというように他者の望みを考えてしまうのが
服従型のサガなのであった……
支配型と服従型のシフト
支配型の人はいつでも支配型、
服従型の人はいつでも服従型、
というわけではありません。
支配型の人でも相手の望みを優先させなければならない場面があります。
また、そもそも自分には取り立てて望みがないような場面もあります。
そのような場面では支配型の人も服従型のポジションにシフトします。
同じことは服従型の人にも言えます。
服従型の人が必ず他者の望みを優先されるわけではありません。
どうしても自分の望みを通さないとまずいような場面もあります。
日頃、自分の望みにそれほど固執しない服従型ですが、
自分にとって大変にこだわりのある事柄になると
他者の望みよりも自分の望みがクローズアップされるようになります。
そのようなときには服従型の人も支配型のポジションにシフトします。

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