支配型Mの特徴

日常に活かす催眠コミュニケーション

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更新日 2010-07-17 | 作成日 2007-10-16

#6 支配型Mの特徴

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自分の望みを通したいが、
それをはっきりと主張して他者から嫌われたり、
発言の責任を問われたりするのはイヤ。
基本的に自分に自信がないので、他人に好かれようとする。
そのため、様々な間接的コミュニケーションを用いて
周りの人が自分の望みを自然とかなえてくれるようにもっていこうとする。
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たとえば、ランチでどの店に入ろうかというときには、
支配型M:
「あそこにパスタのお店があるね!」

相手:
「あそこにしたい?」

支配型M:
「いや、別に。あなたがあの店がいいのなら私もそれでいいよ。
 あなたの好きな店でいい。」

相手:
「そうかー。今日は肉が食べたい気分だ。
 韓国焼肉の店を知ってるからそこにしようか。」

支配型M:
「うーん……焼肉かぁ……(気が乗らない表情)」

相手:「あれ、焼肉苦手?」

支配型M:
「そういうわけじゃないんだけど……
 あなたがそこがいいならそれでいいよ。(いやそう)」

相手:
「(なんかいやみたいだな。)でも、最近、パスタ食べてないからパスタもいいかも。」
支配型M:
「パスタはおいしいよね!パスタにする?(表情が明るくなる)」

相手:「そうだね。あのパスタ屋さんに入ってみようか。」

支配型M:「あなたがそうしたいなら私はそれでいいよ!(うれしそう)」

このように「あなたが望んだから私はそれに従います」という形を作りつつ、
自分の望みを通そうとする。
したがって、支配型Mの多くは感情表現が豊かで(時に過剰なまでに演技的)
言葉のメッセージ以外の部分、メタメッセージを使って相手をコントロールする。

自分の裏の望みを自然とくみとってくれて、
なおかつ、その責任を引き受けて実現に向けて動いてくれる服従型Sと相性がいい。
大好きな言葉は「あなたが○○と言ったから、自分はそれに従っただけ」。

服従型Sも支配型Mも間接的コミュニケーションを用い、
相手の顔色を伺うところは同じであるが、
決定的な違いは、自信の有無にある。
支配型Mは根本的に自分に自信がなく、
物事を変えることへの恐れや重要な現実に直面することへの不安が強い。
他者の望みを気にするときも、
あくまでも「自分が嫌われないために」という範囲でのみ、
他者の望みを気にする。

周りの協力を間接的に要請して自分の望みを叶えるため、
他者から好かれていないと困る。
そのため、周りの人間が自分のことを気にかけてくれていることがわかると
非常に喜ぶ。

相手に何かをしてあげるときも
目的は「自分が嫌われないように、相手から好かれるように。」
と最終的には自分自身の利益に向かう。
だから、気づかれないような貢献の仕方はあまりせず、
自分が相手に何かを貢献したときには
それを周囲の人間に対してアピールしたがる。
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他者から愛され、その他者の援助を受けて生きていくことが人生の基本戦略なため、
人から愛されるような振る舞いを自然ととる人が多い。
ムードメーカーとしてその場を明るくする。
芸能人とかアイドル的性格。
愛嬌があって憎めないタイプ。
極端な話、身の回りの全ての人たちから好かれるように振舞いたがる。
結果として、場当たり的な八方美人になりがち。

同性からの援助よりも異性からの援助を現実的に受けやすい場合、
異性から愛されることを第一目標に置く人が多い。
そういう人は恋愛の優先順位が高い。
また、異性から愛されることを優先順位のトップにおいて行動するため、
同性からは嫌われることもしばしばある。

まわりにMタイプばかりで誰もリーダーシップをとらなくて
話が進まない局面などに出くわすと、
服従型Sタイプとして周りの望みをくみとりながら
ふるまうこともある。

ただし、最終的に責任を問われるような場面に出くわすと
様々な言い訳を述べ立てて逃げようとすることがほとんど。

最終的な責任を全て抱え込もうとする服従型Sとはその点で
完全に反対の対応をする。

他者に対して怒りや反発を覚えたときにも
直接的な形ではそれを表さない。
私はあなたに対して反発はしていません、というスタンスをとりつつ、
わざと物事の進行を遅らせるように
些細な問題点を見つけては「○○のためにできません。」と言ったり、
わざと間違えたり、作業を下手にやったり、
理由をつけては作業を遅延させたりする。
また、様々な屁理屈を述べ立てて抵抗することも多い。
「では、あなたの意見はなんですか?」と問われると
話をそらしてしまい、結局、当人の主張は見えない。
自分の本音を隠すために(直接攻撃にさらされないようにするため)
論点をそらしたり、話の焦点をぼかす技術に長けている。

このように相手から反撃されないギリギリの範囲内で
小さい憂さ晴らしをするような消極的抵抗を
支配型Mは繰り返す。
それが限度を超えて、相手がはっきりと怒りをあらわにすると、
急に驚きあわてて「すみません!すみません!」と
一気に下手に出て、自分を責め、相手をなだめようとする。

本人もその消極的抵抗を意識的にやっているわけではなく、
体の癖で無意識的にやっていることが多いので
なんで相手はあんなに怒ったのだろう?と自分でも驚く。

また、彼らは口先だけで謝ったり、
自己卑下を使う技術にも長けている。
たとえば、強い相手から侮辱を味わわされたり恥をかかされたりする。
そのとき、彼らはそのダメージを誇示したり、
大げさに謝ったりすることで誇張した形で再現する。
そのようにして、相手のひどさを強調することで
「無辜の被害者」としての尊厳を少しでも回復しようとする。

相手に言われる前に先回りして自己卑下することで、
自分の心の中で相手の軽蔑を無力化し、
部分的な勝利を収めようとする。
へりくだることは謙遜という美徳である、と
支配型Mの人間は考えているからだ。
周りの人間がどのように思うかはともかく、
自分自身の心の中のバランスはそれである程度保たれる。

また、その自己卑下やダメージの誇張は
相手の罪悪感を引き起こす効果もある。
相手の罪悪感を上手に引き出し、
間接的に相手を攻撃していく。

ただし、当の支配型Mにはその自覚はないことが多い。
そのように振舞えば、
相手の攻撃がやみ、
周囲が自分に対して同情的に接してくれるということを
体が癖として覚えていて、それを無自覚に自然と使う。



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