直接的コミュニケーションと間接的コミュニケーション

日常に活かす催眠コミュニケーション

素晴らしい言葉のプレゼントも、包みを開けてもらえなければその中身は届かない。
誰もが思わず開けたくなる言葉の魔法の包み方、あなたは知っていますか?

メンタルタネマキスト尾谷幸治 公式サイト
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更新日 2010-07-17 | 作成日 2007-10-16

#8 直接的コミュニケーションと間接的コミュニケーション

SMマトリックス図.jpg

メッセージとメタメッセージ

SMマトリックスの4分類は2つのグループにわけることができます。
それが、ブランコ.jpg

直接的コミュニケーショングループ
間接的コミュニケーショングループ

です。

直接的コミュニケーションとは
メッセージを重視したコミュニケーションのこと。
間接的コミュニケーションとは
メタメッセージを重視したコミュニケーションのことです。

ところでメッセージとメタメッセージとはなんでしょうか?

たとえば、2人でレストランで食事をしていたとします。
Aさんはハンバーグ、Bさんはコロッケ定食を頼みました。

会話例1
A:「あ、そのコロッケおいしそうだね。」
B:「うん。おいしいよ。」
A:「どんな味?」
B:「ジャガイモの風味がしっかりあって、力強い!」

まったく同じ状況で今度は
CさんとDさんが会話をした例です。


会話例2
C:「あ、そのコロッケおいしそうだね。」
D:「うん。おいしいよ。1個食べてみる?」
C:「え、いいの?悪いよ。」
D:「いいよ、食べて、食べて。」

会話例1ではBさんはAさんの発言をそのまま文字通りに受け止めています。
コロッケがおいしそう、と言われればそのままの意味で受け取り、
それ以上の意味にもそれ以下の意味にも受け止めていません。
言葉の文字通りの意味のことをメッセージといいます。
会話例1ではBさんはAさんのメッセージを重視したコミュニケーションを
行っていると言えます。
つまり、Bさんは直接的コミュニケーションスタイルを取ったわけです。

一方、会話例2ではCさんはDさんの

「あ、そのコロッケおいしそうだね。」


という発言をメッセージ通りにだけ受け止めているわけではありません。
そこから、

(そのコロッケ、少し食べさせて欲しいな)

というようなニュアンスを推測して受け止めています。
このとき、DさんはCさんのメッセージから
メッセージそのものだけではなく、
その背後にある文脈、間接的に暗示される意味などを
汲み取って反応していることになります。
この背後にある文脈、間接的に暗示される意味などのことを
メタメッセージといいます。

会話例1ではBさんはAさんの発言を受け取るときに
メタメッセージに注目せずメッセージだけを受け取りましたが、
会話例2ではDさんはCさんから
メタメッセージも同時に受け取りました。

またもや同じ状況での会話例です。


会話例3
E:「あ、そのコロッケおいしそうだね。一つちょうだい。」

F:「うん、いいよ。食べて。」

この場合、Eさんは直接はっきりとコロッケを欲しいと
メッセージで伝えています。
これも典型的な直接的コミュニケーションです。

一方、会話例2におけるCさんは直接はっきりとコロッケが欲しい、とは
言っていません。
もし、Cさんがコロッケが欲しいということを伝えるために
「あ、そのコロッケおいしそうだね。」と言ったとしたならば、
Cさんも間接的コミュニケーションを用いて
自分の望みをDさんに伝えたことになります。

このようにメッセージを受け取るときと伝えるとき、
両方の場面において、
直接的コミュニケーションスタイルなのか
間接的コミュニケーションスタイルなのかの違いが出てきます。


ものすごく簡単にまとめてしまいます。
直接的コミュニケーションスタイルをとる人は、
物事を伝えるときに
はっきりと言葉(メッセージ)で伝えます。
そして、相手の言葉を受け取るときも
文字通りの意味(メッセージ)で受け取ります。

一方、間接的コミュニケーションスタイルをとる人は
物事を伝えるときに
間接的に言葉の裏にある文脈などから
相手が自分の本当の意図を汲み取ってくれることを期待した伝え方をします。
そして、相手の言葉を受け取るときも
相手の言葉の裏(メタメッセージ)を推測して反応します。

直接的コミュニケーショングループ

なぜこのような面倒な話を持ち出したのかというと、
実はこのコミュニケーションスタイルが
めんたねSMマトリックスの4分類と関係があるからです。

支配型Sと服従型Mは直接的コミュニケーションを主に使います。
鹿.jpg
支配型Sは自分の望みをかなえるために発言を行い、
その発言に対して責任を持つ態度をとります。
そのときには、自分の望みをシンプルに伝えれば十分なので、
間接的コミュニケーションを用いる必要は少なくなります。
支配型Sの人にとって他者の存在というのは
それほど重要なものではありません。
仮に自分がなにか直接的にはっきりと主張して、
その結果、相手が気分を害したりしたとしても
あまり気にしないからです。
興味の中心は自分の望みにあり、
他者の気持ちにはあまり興味がある人達ではないのです。
そのような支配型Sにとって、
間接的コミュニケーションはまだるっこしくてめんどくさいものです。

服従型Mも支配型S同様に直接的コミュニケーションが主体です。
服従型MはMタイプなので、
自分の言動に責任が問われることを恐れます。
そして、相手の指示の通りに動くことを望みます。
相手の言葉の裏を読んで行動するということは、
読みが外れる危険性が生まれます。
自分の判断に自信のない服従型Mは相手の言葉の裏を読むことにも
やはり自信がありません。
勝手に裏を読んでそれが外れている危険性を考えると、
相手の言葉の裏を読んで行動を起こすことができます。
少なくとも、相手の言葉に文字通りに従っていれば、
形の上では自分には非がありません。
相手に従う形で責任を回避したい服従型Mは
徹底して相手の言葉に文字通りに従いたがります。

このような理由で支配型Sと服従型Mは
直接的コミュニケーショングループに属します。

間接的コミュニケーショングループ

支配型Mは自分の望みをかなえたがりますが、

「相手が勝手に自分の望みをかなえてくれた」

という形にしたがります。鹿視線.jpg
ハッキリと言葉(メッセージ)にその望みを出してしまうと、
発言に責任が生まれてきてしまいます。

あくまでも、

「自分はそんなことは要求していない」

という形を作ることが重要です。、
そのため、自然と間接的コミュニケーションを用いて
自分の望みを相手に察してもらって
相手が勝手に動いてくれるように仕向けます。

服従型Sは相手の望みをかなえて動こうとします。
相手のメタメッセージから相手の望みを推測し、
その結果が当たっていたにせよ、
外れていたにせよ、
そこに対して責任を持って動きます。
極力、相手の望みを広く拾い上げようとするため、
自然と相手のメタメッセージを察知するセンサーが
鋭敏になります。

このような理由で支配型Mと服従型Sは
間接的コミュニケーショングループに属することになります。

コミュニケーションスタイルの固定化

日頃、直接的コミュニケーションスタイルを自然に使う人は
間接的コミュニケーションを使うためには
ある程度、意識と努力が必要になります。
その逆もまたしかり。

コミュニケーションスタイルというのは体の癖なので
そう簡単に自由にコロコロと変えることができません。

たとえば、直接的コミュニケーションスタイルで
相手の言葉を受け取る人は、
自然と自分の言葉を発するときにも
直接的コミュニケーションスタイルになりやすくなります。

また、直接的コミュニケーションスタイルで
自分の言葉を発する人は、
自然と相手の言葉を受け取るときにも
直接的コミュニケーションスタイルで受け取りやすくなります。

つまり、支配型Sと服従型Mは
言葉を発するときも受け取るときも
直接的コミュニケーションスタイルに固定されてきます。

同様にして、支配型Mと服従型Sは
言葉を発するときも受け取るときも
間接的コミュニケーションスタイルに固定されてきます。

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