無意識コミュニケーション基礎コース
指示なしで相手を変化させる会話術
相手のためによかれと思ってアドバイスをしたとき、
相手がかえって意固地になってしまって聞き入れてもらえない。
そんなもどかしい思いをあなたも感じたことがあるのではないでしょうか。
人は「~しなさい」と指示・命令されると
自然とそれに反発したくなるからです。
ではどのようにして相手をスムーズに変化させればいいのでしょうか?
そのための技術が無意識コミュニケーションです。
無意識コミュニケーションとは……
相手の無意識に働きかけることで
抵抗や反発なしにスムーズに受け入れてもらえる
自発的変化と成長を促すコミュニケーション技術。
各種心理療法や催眠誘導テクニックを日常会話レベルに落とし込み、
いつでもどこでも自由に使える形にしました。
天才治療家ミルトン・エリクソンの叡智をあなたのコミュニケーションへ
「彼の治療を受けて治らないクライアントは、もうどこに行っても治らない。」
とまで言われた20世紀最大の心理療法家、ミルトン・エリクソン博士。
現代催眠、ブリーフセラピー(SFA・MRI)、NLP等の技術の源流となったことでも、
彼の名を知っている人は多いでしょう。
無意識コミュニケーションコースは、この天才ミルトン・エリクソンが行っていた
「相手の心理的反発を引き起こさないで、心の底(無意識)とつながる技術」を
日常会話で使えるようにトレーニングするためのワークショッププログラムです。
無意識コミュニケーションでは、相手の無意識に話しかけ、
相手の中から自発的な変化を引き出します。
催眠コミュニケーションは会話的アプローチを用いるため、
一見、普通に会話をしているだけ。
ですから、全く怪しまれることもありません。
それなのに、相手は知らず知らずのうちに無意識のレベルから変化していきます。
無意識コミュニケーションを身につけるとどうなるの?
もし、あなたがこの技術を身につけたとしたら……
- 相手の無意識に対して働き掛けることができるようになる
- 相手が自分でも気づかぬうちにひとりでに変化していく
- 起きた変化は「自分が望んでやったこと」と相手は考える
- 相手の中に潜む能力や可能性を引き出し、相手の成長を促すことができる
- 無意識コミュニケーション的発想が身に付くため、自分自身も無駄な悩みがなくなる
このように自分を成長させてくれる不思議な魅力を持ったあなたのもとには、
自然とたくさんの人たちが集まってきます。
気が付けば、あなたはいつも人に囲まれている人、
相談される頼りになる人、必要な人になっているでしょう。
このような方に向いています
- 他者に対する教育を効果的に行いたい方
- 他者の相談に乗って力になりたい方
- 営業スキルを上げたい方
- 働きかける対象者からの反抗・反発にてこずっている方
- 夫婦関係・恋愛関係・友人関係といった日常の人間関係をよりよいものにしたい方
具体的には……
- カウンセラー・コーチ・ヒーラー・占い師・NLPer
- 部下を持つ上司、セールスパーソン
- 医療関係者(医師・看護師・臨床心理士・柔道整復師・鍼灸師など)
- 幼稚園・保育園・学校・塾などの教育関係者
- 子育て中の親御さん
このように様々な方が各自の目的に応じて催眠コミュニケーションを学び、
実際に役立てています。
当コースの特徴
無意識へのアプローチ
私たちは料理をするとき、たくさんの道具を使います。
野菜を切るには包丁とまな板、
肉を焼くにはフライパンとコンロ、
スープを作るには鍋とお玉。
この道具が一つあれば、あとは何もいらないという万能の調理道具があればいいですが、
残念ながらそういうものはありません。
調理法や材料に合わせて適材適所、道具を使い分けます。
人と関わるときもそれは同じ。
人はそれぞれ個性があり、全ての人に対して万能なアプローチ法というのは
残念ながらありません。
相手のタイプや相手が置かれている状況、現在の思考、感情を正しく見抜き、
それに応じて働きかけを決めます。
素直な人には素直にOKを出してくれることを前提に働きかけるし、
天邪鬼には反発されることを見込んだうえで働きかけます。
「人に勝ちたい」という気持ちが強い人には、
あえて下に入りながら働きかけるでしょう。
「善人と思われたい」という気持ちが強い人には、
「善人ならば~する」という物言いでの説得がよく効きます。
無意識コミュニケーションコースでは、
- 人間の心と行動の仕組み (意識と無意識の構造理解)
- 人の欲求、思考、タイプを正確に見抜く目 (対人観察眼)
- 働きかける方法を考え出す頭 (対人思考力、判断力)
- 実際に人を動かす言動 (対人コミュニケーション力)
といったことを身につけてもらいます。
その結果、自然な日常会話の中で相手の無意識へと働きかけを行い、
反発させることなく、自発的に相手を変化させることが可能になります。
少人数制
無意識コミュニケーションワークショップでは、参加者が積極的に発言し、実際に頭と口を動かすことを重視するため、十分な発言の機会を得られるよう、少人数で行われます。
アシスタントによる完全サポート
当コースでは、参加者全員が様々なワークを行います。その際、アシスタントが数名、参加者のワークのサポートにあたることで、疑問をなくし学習効率を高めます。
ワーク主体
コミュニケーション技術はからだの癖、あたまの癖、ことばの癖。
自転車の運転と同じように繰り返し練習しなければ使えるようになりません。
そのためワークショップ期間中は、
1にワーク、2にワーク、3、4がなくて5にワーク!
徹底的な実践ワークを通して、高度な技術を体で覚えていただきます!
隅々までアフターフォロー
一度、催眠コミュニケーションコースを受講したけれども、さらに学習の深度を深めて体に無意識レベルで定着させたい、より高度なコミュニケーション技術を目指したい方の為にお得な再受講価格を設定しております。
ワークショッププログラム詳細
コース要項
無意識コミュニケーション基礎コース要項
定員 |
10名
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場所 |
めんたね事務所
(東京 住吉駅徒歩4分 錦糸町駅徒歩10分)
(地図・住所等の詳細はお申し込み後にメールいたします)
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講師 |
尾谷幸治(めんたね代表)
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回数 |
全9回(1回3時間)
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受講料 |
\128,000(通常受講)
\64,000(再受講)
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2019年度ワークショップスケジュール
毎月日曜日 9:00~12:00 全9回 (1月はお休みです)
2019年 |
6/9 7/14 8/11 9/15 10/13 11/10 12/8
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2020年 |
2/9 3/8
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得られるもの
ワークショップに参加して得られる結果、目的
- 相手の無意識に働きかけて自然で自発的な変化を引き起こす達人になる
- 反発させることなくスムーズに相手の中に変化を生み出す能力
- コーチング・カウンセリングといった対人援助職スキル
- 人が抵抗すること、その抵抗を技術で回避できることを体感する
- カウンセリングやコーチングにおいて、プロレベルでトランス誘導を活用できる
カリキュラム
ワークショップカリキュラム
Day1 |
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望みを知る |
抵抗と味方ポジション
望み概念の理解
望みの活性化
質問ワーク
望みマップの活用
悩みや問題の変換
notを含んだ望みの処理
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Day2 |
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階層化された望みの処理 |
望みの山登りテクニック
目的と手段
葛藤の構造とその対応
実現不可能な望みの処理
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Day3 |
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望みへ至るルートの探索 |
リソース探索
例外探し
雪玉効果
Do More戦略とDo Differnt戦略
変化のサインを探る
ユーティライズ
パターンの利用
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Day4 |
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他者視点の導入 |
他者視点導入シート
自分の望みと相手の望みの混同
無意識的な防衛機制への対処
感情・思考・行動の区別
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Day5 |
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視点移動演習 |
ポジションチェンジワーク
一人称・二人称・三人称の視点
意識的演技と無意識的本気
他者の思考を自己内に取り込むテクニック
結合法(アンカリング)
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Day6 |
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SMマトリックス |
メッセージとメタメッセージ
SMマトリックスの理解
ハードとソフト
直接指示と間接指示
ダブルバインド
ふろしき型とポケット型
被害者ポジションと解決者ポジション
支配性4パターン発揮ワーク
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Day7 |
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無意識への会話的アプローチ |
イエスセット
アナロジー、メタファー、たとえ話
日常会話と催眠のグラデーションマップ
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Day8 |
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対人交渉への活用 |
交渉ワーク
他者思考推測シート
選択肢作成シート
YESセットの流れ作成シート
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Day9 |
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コミュニケーションにおける好循環と悪循環 |
好循環と悪循環
ワンダウンポジションの効用
「キレる」構造と対処
謝罪ワーク
要求ワーク
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受講者の声
丹羽さん(男性 東京 会社員)
職場でのチーム間のコミュニケーションをもう少し良く、上手にできるようになりたいと思って受講しました。大きなヒントと自分へのこれからの課題が手に入りました。
無意識の動きがいかにコミュニケーション全般に影響を与えるかという点を感じられたのが印象深かったです。また、自分のコミュニケーションの癖がつかめたことも大きな収穫でした。
一年間、ありがとうございました。技術以外に多くのものを受け取った感じです。これからもよろしくお願いします。
これから参加される方は、ワークは真剣に、宿題は完全に、を心掛けるとより多くを学べると思います。
松岡千穂子さん(女性 会社員)
私はNLPを学んでからめんたねのワークショップに参加しました。NLPとは別の視点でエリクソンの手法を学んでみたかったので。
実際に受講してみて、自分の対人関係のパターンに気づきました。そして、相手の望みを知るということを考えることで、コミュニケーションの質が上がることがよくわかりました。
ワークを通して体験的にわかること、また、一人一人からのフィードバックを得られることは貴重な学びの機会となりました。こんなに丁寧に指導者からのチェックが入るセミナーは他にありません。楽しく学んでください!
尾谷さん、お世話になりました! またぜひ他のコースにも参加したいです。個性的なメンバーばかりでとても楽しかったです。
天婦羅☆三杯酢さん(男性 東京 自営業)
コミュニケーション技術を高めたいと思って参加したのですが、大変に具体的なトレーニング内容でした!
コミュニケーションにおいて自分の無意識に対して率直であることがいかに重要か思い知りました。まず自分からトランスに入ること、肯定を最初に考えることが大切ですね。そして、なによりも率直さが大事です!
このワークショップはたくさんの失敗をするための場所です。安易な成功はむしろ「もったいない」とすら感じます。安心してたくさん失敗をすることを通して多くのことを学べました。
KOさん(男性 東京 歯科医)
ホスピタル・ダイアローグ(めんたねが医療関係者向けに行っているワークショップ)を受け、無意識について興味を持ったので、さらに深く知りたいと思って受講しました。無意識への理解が深まり、ホスピタル・ダイアローグで学んだ内容についてもさらに深く理解できました。
受講する前は人とのコミュニケーションに苦手意識がありました。でも、「無意識とはどのようなものなのか」「どうやって無意識に対して働きかけを行うと効果があるのか」ということがトランス誘導を行ったり、逆にトランス誘導を自分がされたりする過程でわかってきました。すると、人とコミュニケーションを取るのが面白く、興味深いものになりました。
トランス誘導を通して、被験者になっていただいた他のメンバーとのコミュニケーションの感覚が、今まで経験したコミュニケーションの形と違っていて驚いています。今までは、緊張を伴った感覚が強かったのです。でも、トランス誘導をしたり、されたりした他のメンバーの方とはとても楽な感覚で関われました。リラックスしているのにセミナーの内容に集中しているという状態です。今まで他のセミナーにも参加してきましたが、このように緊張が少なく、セミナーの内容に集中して受講できたのは初めてです。
この講座は、自分の苦手なことや困ったことがたくさん抱えている人ほど講座の内容の理解が深まると思います。ワークショップ中に取り扱われる知識や技術、考え方を自分自身の問題として捉え、実体験として味わうことができるからです。
尾谷先生、色々とありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。
Aさん(男性 東京 教育関係者)
相手の抵抗を回避するための多岐にわたるエリクソンの言葉のテクニックを学べました。大切なのは、そのテクニックは相手の人格を尊重することがベースにあることだと思います。
今の時代、個人や国家がドンドンとエゴイスティックになってきています。しかし、そんな時代だからこそ、相手の人格を尊重し、相手の望みをしっかりと観察して把握したうえで、その望みの実現をサポートする、そんなこのワークショップはまさに今の時代にぴったりと合った講座だと思います。
かといってこのワークショップは難しい内容ではなく、日常生活に役立つものでした。フランクな雰囲気がある中、日頃、周りの人とは話せないようなことを色々と話すこともできました。
今後は相手に対する尊重を土台にした会話力を磨いていきたいと思います。