コーチ・カウンセラー・セラピストのみなさんへ
「答えは全てクライアントの中にある」ってホントなの?
カウンセリングやコーチングの世界では、
「答えは全てクライアントの中にある」
とよく言われます。
クライアントは自分がどうなりたいか、どうしたいのかを全て知っていて、
カウンセラーやコーチはそれを引き出すだけで良い。
そういう考え方です。
それを反映してか、今、日本におけるカウンセリングは
「受容・共感・自己一致」を掲げるロジャース派が中心です。
カウンセラーは自分の意見を一切言わずにただひたすら傾聴をします。
こういうスタイルでカウンセリングを行っている人も多いでしょう。
それで全てがうまくいっているのであれば、まったく問題はありません。
実際、私も思春期の青少年と関わるときなどには傾聴主体です。
彼らはまだ若くて柔軟性があり、
頭の中の交通整理がうまくできていないだけのことが多いのでしょう。
単に傾聴をしているだけでも、
ひとしきりしゃべり続けたあと、勝手に自分の中から答えを見つけて、
問題解決に向けた行動を起こはじめてくれます。
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