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エリクソンの心理療法学習用書籍2:『アンコモンセラピー』

『アンコモンセラピー―ミルトン・エリクソンのひらいた世界』二瓶社
ジェイ ヘイリー (著), Jay Haley (原著), 高石 昇 (翻訳), 宮田 敬一 (翻訳)


ミルトン・エリクソンの治療例集『アンコモンセラピー』です。
これは、素晴らしい本です。
エリクソンの治療例が丁寧に紹介されています。

一つ一つの症例を丁寧に読み込み、

「なぜこの治療例では治療がうまくいったのか?」
「なぜエリクソンはこのような治療方針を選んだのか?」

そういったことをじっくりと検討することで、
徐々にエリクソンの手筋というものが見えてきます。

しかし、初学者にとっては大変に難解な本でもあります。

いきなり『アンコモンセラピー』を読めば、

「なんでこんな治療で患者が治ってしまうのかわからない」
「なんでこんな馬鹿げた指示に患者が従うのかわからない」

多くの人はそう思うはずです。
私も最初はそうでした。

そこで、先述した『ミルトン・エリクソン入門』を頭に入れた上で、
改めて『アンコモンセラピー』を読み直すと、
最初よりは理解できる部分が増えるはずです。

正直、実際に対人援助的関わりの現場を持っている人でないと、
体感レベルで理解できないこともたくさんあります。

しかし、あえて本による独習のみでエリクソンを理解しようとすれば、
この『アンコモンセラピー』を何度も何度も繰り返し読み込み、
一つ一つのエリクソンの言動の意味を
自分なりに考えていく作業が重要になるでしょう。

最終的には、自分の頭でしっかりと考え、
単なる知識ではなくて心の底から実感として理解しないと
現場でエリクソンの叡智を応用して使うことはできないのです。

とにかく、パッと一読してその内容が全てわかるとは思わないほうがいいです。
今まで、そのような方を見たことがありません。

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火:読書会
『やさしいトランス療法』

エリクソン研究会

初学者でもすぐに活かせる
OASISモデル


「観察」「連想」「混乱」「間接的」「何か」という5つの要素で構成されるOASISモデルの解説書。エリクソンの行っていた催眠療法のエッセンスを使いやすい形で「トランス療法」として再構成したものになっており初学者におすすめ。

エリクソン研究会詳細

水:読書会
『精神と自然』

決定論と自由意志

初心者歓迎!
知的好奇心旺盛な方へ


知の巨人、グレゴリー・ベイトソンの『精神と自然』をテキストとして、世界の中に様々な現象を繰り返されるパターンとして理解する方法を模索します。心理学・哲学寄りの内容です。

水曜読書会詳細

木:読書会
僕のフォーカシング=カウンセリング
ひとときの生を言い表す

池見流自然派フォーカシング

脱マニュアル志向
対話的なフォーカシングライブ


日本におけるフォーカシングの第一人者池見陽先生のフォーカシングライブケースを読み進めます。意識と無意識の風通しを良くし、自分の感じていることをつながることで生きやすくなります。

木曜読書会詳細